やんばる医療施設紹介

北部地区医師会ホームページ 施設検索

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取り組み

北部広域市町村圏事務組合が事業として、参加、補助などを行ている医療施設や医療事業をご紹介いたします。

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平成14年度の死因構成状況を見てみると、北部地域においては循環器系(心疾患、脳血管疾患)による死因は214.8ポイントと高い数値を示しており、沖縄県全体の147.2ポイントと比較してもかなり高い数値を示しています。
これらの問題を解決するため、平成16年度に「北部地域における循環器系医療の実態調査」を実施し、北部地域における循環器系疾患の現状把握と解決への方向性を検討するとともに、北部地域の効率的な保健医療のあり方等について調査・検討を行いました。
調査の結果、「北部地域に循環器系外科がなく、これらの処置・手術を必要とする患者は中・南部地域の病院へ搬送せねばならず、この搬送が長時間を要する」ことが北部地域の循環器系疾患の死亡率を上げる大きな要因となっていることが判明。その理由として、広大な面積を有する北部地域内の地理的条件の違いも重要な要因になっていること、また、既存の循環器系内科の診療行為をより充実かつ安全に実施するためにも「循環器系外科」の機能を北部地域が持つことは必要不可欠であります。

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北部地域医療機関で行われにくい心臓や脳血管障害など、循環器系疾患医療を提供する専門医療機関として北部地区医師会病院と連携し北部地域の中核病院としての役割を果たすため、循環器科、心臓血管外科がチームとして協力し、患者を中心とした循環器系専門医療を提供する目的で平成22年4月5日に開所されました。

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敷地面積
8,436m²(12筆)
建築面積
2,084.83m²(延:6,147.33m²)RC造4階建(地上3階、地下1階)、駐車場(89台)、病床数36床

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平成26年で開所から4年目を迎え、入院患者数9024名(平成23年)外来患者数7,596(平成23年)で、開所からの利用者数は年々増えております。
院長山口氏は平成26年の年頭あいさつにて、「北部にお住まいの方の治療は北部で完結するが我々のモットーであります。そのためにも更なる努力を惜しまず、北部の循環器疾患高度専門治療にあたり職員一同決意を新たにしております。」と5年目も邁進していくことを表明しております。

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北部地域は、社会基盤整備は中南部地域に比較して遅れており、定住条件の格差が生じています。中でも安全・安心につながる医療については、基幹病院(県立北部病院及び北部地区医師会病院)まで距離的な影響による救急搬送の救命率低下や地元消防による救急搬送の負担も大きくなっています。
また、専門医の不足による患者の中南部地域への搬送などが、住民に不安を生じさせ、人口流出の原因のひとつとなっていることに加えて、観光産業においても怪我や病気など不測の事態における不安が、観光振興へも影響することが懸念されています。

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安全・安心な救急体制の確立と住民及び観光客の救命率向上を図るため、多目的活動を行っている多目的ヘリ運航の支援が必要不可欠となっており、本事業の導入により本地域住民の不安が解消され、中南部地域との定住条件の格差縮小が見込まれ、さらには観光振興による経済活動活性化へ繋がり波及効果が出来るほか、住民や関係者から安全・安心な定住条件整備に向けた調査を行い、内容検討をして今後の課題解決に繋げていきます。

1.多目的ヘリ運航支援業務の実施

多目的ヘリの運航支援(NPO法人メッシュ・サポートへの支援)により、住民及び観光客の救命率を向上させ、地域における安全・安心な救急体制の整備を図る。合わせて、災害時の捜索や医師搬送、医療物資搬送を行い、また地域医療支援として離島診療所への医師搬送、イベント時の救急体制協力を行う。

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2.安全・安心な定住条件整備の方策と検討

・定住条件整備推進委員会の設置。
・ 安全・安心な定住条件整備に向けた調査を実施し、課題整理を図る。