やんばるの産業

やんばるの農業

北部地域の主な農産物はきく、ブロイラー、切り葉、パインアップル、マンゴーがあり、これらは沖縄県内でも上位の農業産額になっており、圏内における重要な産地としてさらなる生産振興が期待されています。また、かんがい排水事業、水質保全対策事業、ため池整備事業等の各種の農業生産基盤の整備も進められており、今後も農業振興の拡大が期待される地域であります。

やんばるの林業

沖縄県の森林面積105.238ha(国有林31.433ha 民有林73.805ha 平成24年)のうち沖縄本島の64%をしめる52.563haがやんばると言われている北部地域にあります。しかし、沖縄県の材木供給率は4%となっており、そのほとんどが移入材や輸入材にて成り立っております。  そのため林業と言っても主な業は森林の保護となっております。しかし、林業を取り巻く環境は今後ますます厳しく、基地問題、都市開発、農地整理、自然との共生。多くの森林を抱えるやんばるの林業は後継者育成だけではなく、環境資源としての自然遺産をどう残すかに注目が集まっています。

やんばるの水産業

北部地域の水産業は平成22年では663人で、第一次産業の割合は9.03%となっていますサンゴ礁沿岸域では藻類を中心とした養殖産業が盛んで、沖合ではパヤオ漁業や一般釣り漁業などが行われている。養殖技術の向上と販売ツールの確保により若者の従事者も増え、各地で創意工夫ある水産物が生産されている。  やんばるにおいても各市町村が特色ある水産加工品のPR、水産物のブランド化の確立により新しい水産業が成果をだしております。

 

やんばるの畜産業

2013年9月絶滅が危ぶまれていた琉球在来豚「アグー」の保存や普及に力を入れている名護市がアグーの里宣言をしたことで、やんばるの畜産はさらに注目を集めました。 北部農林高校の生徒によるチャーグーの商標化が認められるなど、やんばるの畜産は県内でもトップクラスの品質です。また、やんばるの畜産は、肉用牛、乳用牛、養豚、養鶏(ブロイラー含む)とほとんどの家畜が飼育され、経営規模が大きいことが特徴で特に、肉用牛においては、今帰仁村、伊江村の2ヵ所に家畜指定市場があり、県内外に優良子牛及び肥育牛が出荷され、現在、その推進を大きく担っています。 また、近年は山羊の振興に力をいれる市町村もあり、平成25年度からは今帰仁村、本部町で山羊共進会も開催されています。